1991年3月OASYS pocketを発表,pocket2,pocket3と続きます
1991年3月OASYS pocketを発表しました。
pocket は 携帯用として作られた、OASYS30ADシリーズよりももっと小型の携帯用を狙ったものです。
富士通では、アメリカでpoquet社という会社に資本参加をしていました。この会社は小電力で動くパソコンを
開発しており、「poquet」というブランドで、店頭にも販売していました。
OASYSpocketはこの技術を活用して作ったものです。今後は携帯用のいわゆるPDAと呼ばれるものが
普及するという発想のもとに作りました。
価格は128,000円 530グラムの軽量 、単3アルカリ電池2本で、10時間の連続使用が可能。
文書作成機能、システム手帳機能、パソコン通信機能などを備えた意欲的なマシンです。
1991.4.5の電波新聞です
売れ行き好調 半月で6000台 とあります。
二台目のワープロとして、またパソコンユーザー向けの二台目のワープロとしての企画は成功してい
る模様とあります。
1991.6.12の日刊工業新聞です。
三月末の発売以来、五月末での販売台数は1万5000台を突破したとあります。
pocketの12頁ものカタログ表紙です。
独特のpocketのロゴになっています。
pocketの12頁ものカタログ2ページ
実物の大きさの写真の左半分です。
pocketの12頁ものカタログ3ページ
右半分の写真です。
pocketの12頁ものカタログ5ページ
530グラム、持ち運びに便利なソフトケース標準添付。40文字×11行の液晶
FROMカードスロット2つ。 回線コネクタ、プリンタコネクタ、キーボードは
親指(nicola)とJIS
pocketの12頁ものカタログ7ページ
A4-20ページの文書、メモリカードに保存可能、フロッピやプリンタもオプションで準備。
pocketの12頁ものカタログ9ページ
システム手帳の機能が充実しています。
私も当時はこのスケジュール管理を使って、会社の手帳は使っていませんでした。
便利だった点、手帳と違って年末になると、次の年の手帳に移ることがない。
スケジュールをそのまま複写して、人に渡せるので都合がよい。
文字が読みやすい。(手帳の急いで書いた文字などは後で自分でも読めなくて困ることがある)
不便だった点、 手帳に比べるとかさばる。スケジュールがでるのに電源を入れて少し時間がかかる。
手帳には関連会社の住所などが書いてあるので、結局は両方持たねばならない。ナドナド
pocketの12頁ものカタログ11ページ
パソコンとの連携(DOS文書とOASYS文書との変換)、パソコンプリンタでの印刷が可能、
ポケットモデムを使って、パソ通(オプションカード)ができます。
ポケットモデムは乾電池で動くので、これで、どこからでも通信ができるようになりました。
pocketの12頁ものカタログ裏表紙(130KB)
性能諸元が詳しくかいてあります。
1992年5月OASYS pocket2を発表しました。
初代pocketから1年後に出た2代目です。
おもな改良点は、470グラムと軽量化。金色のボディカラー。
99,800円の低価格、ACアダプタができた、通信ソフトやDOS交換ソフトが標準、
モデムカードができた、携帯電話での通信も可能なった。
pocket2の8頁ものカタログ表紙です。
ボディの色が変わりました。
pocket2の8頁ものカタログ2ページ
本体左半分実物大の写真。
pocket2の8頁ものカタログ3ページ
右半分の写真。ソフトケースは別売りになりました。
pocket2の8頁ものカタログ4ページ
パソコンと回線で直結して、文書の交換ができます。また、ICモデムカードができました。
これで一段と簡単に通信ができるようになりました。また、携帯電話を使っての通信ができるように
なりました。
カードモデムは世界でも初めての部類ではないかと思います。携帯電話での使用は、電波の状態が
かなり良くないと駄目でした。
pocket2の8頁ものカタログ5ページ
文書作成、文書互換もバッチリ。
pocket2の8頁ものカタログ6ページ
テステム手帳機能
pocket2の8頁ものカタログ7ページ
印刷機能
pocket2の8頁ものカタログ裏表紙
\99,800とあります。
1994年5月OASYS pocket3を発表しました。価格は\99,800とpoket2と同じです。
外見などはpocket2とあまり変わっていませんが、MS/DOSが搭載されているのが一番大きな
改良点です。このため、パソコンとしても使えるようになりました。
通信ソフトはオアシスの系統のパーソナルATのほかに、LX405に搭載されて以降自動運転のできる
通信ソフトとして各所に移植されている、autocomが付いています。そのため、 LX405などの
atocomのメモリカードをそのままpocket3で使うことができるようになっています。
また、電子手帳の機能がDOSの上で、拡張されて、pICo(personal information companion)となり
多彩な機能が付いています。
pocket3の8頁ものカタログ表紙
490gr、2種類の通信ソフト、デジタルムーバ対応、パソコン連携、フルキーボードの本格ワープロ
pocket3の8頁ものカタログ2ページ
pocket3の8頁ものカタログ3ページ
pocket3の8頁ものカタログ4ページ
デイジタル通信カードが特別にできました。デモジタルムーバ専用です。
フロッピーとはDOSファイルがそのまま扱えます。
pocket3の8頁ものカタログ5ページ
pocket3の8頁ものカタログ6ページ
pICo機能です。スケジュール管理、to-doリスト、プロジェクトシート、ダイナミックボタンリンク
など、工夫がこらされています。
pocket3の8頁ものカタログ7ページ
DOSマシンとして使えるので、携帯用の入力装置としてつかって、パソコンに送り込むというような
使い方をしているパソコンユーザも多いようです。
pocket3の活用単行本がでました。 その名も「DOSユーザの
ための OASYS Pocket3 DOS環境パワーアップガイド」 です。
1995年6月28日初版発行。著者 電脳事務 モーバイルコンピュータプロジェクト
発行者 佐々山泰弘 発行所 毎日コミュニケーションズ 定価1,800円
フリーウエアや ユーティリテイなどを収容したフロッピが付録としてついています。
日本シティメディアの端末として使われていました。
しかし、このサービスも中止になりました。以前は以下のようにして使っていました。(1998年3月記)
・・・・・・
日本シティメディアはかなり前から、無線のパケット通信を行う会社として設立されて
サービスをしていました。しかし、利用は限られていました。そのため、パソコン通信の会社と
携帯端末をつなぐサービスを始めました。
小さい携帯用のアダプタを使って、パソコン通信ができます。パケット通信をしているために
大電力(2W?)にもかかわらず、電池がかなり長持ちするという特徴があります。
また通信状態も安定しており、走行中の自動車や電車の中からも快適に使えます。
日本シティメディアのエリア地図
日本シティメディアのサービスエリアを示すテレホンカード。国道16号線の中に限られるというのが
泣きどころです。また、東京地区でしかサービスされていません。このテレカは1993年春に貰ったものです。
pocket2と平木理化さん
テニスプレヤの平木理化さんがpocketを使っています。この手前にあるのが、シティメディア
の端末アダプタです。
もともと、この会社はNEC系になっているのですが、pocketが最適の端末というわけで、富士通の
OASYSpocketを堂々と使っています。
なお、平木さんはもともとOASYSのユーザです。
アダプタはニッカド電池を使用しており、別の大型の充電器で充電します。しかし、殆ど無限???
といってもよいくらい長持ちします。
私の使っている端末一式の写真
これは私が現在でも(1996年9月)使っている日本シティメディアのアダプタとpocket3です。
niftyserveに接続するように設定してあります。東京近郊でしか使えないのが難点ですが
軽量で、どこでも使えるので非常に便利です。
利用料金は月額料金とデータ量に見合った料金が加算されるようになっています。
ポケットユーザへのリンク
無線パケットに使用している、
JJ1CXQ 島中雅人さん。